10月の模型交流会のレポートです。
今回は常連の参加者さんの欠席が多かったのですが、新規の参加者さんが2名、
見学者さんが1名で、いつもどおりの人数に近い感じの集まりでした。
主催は交流会前に近所の台湾料理店でニラレバ定食を食べました。
この店にはニラレバのランチセットもあったのですが、
ライス+ラーメン+小鉢大量+メインという殺人的な量だったため、
単品でニラレバとライスを頼んだのですが、それでも相当のボリュームで
胃が破裂するかと思いました。とても美味しかったのですが……!
■作品紹介
▼タミヤ:1/48:F-84G:甲州街道さん
毎回遠方から来てくださっている甲州街道さんの作品、タミヤの航空機モデル、サンダージェットです。二次大戦終戦直後に初飛行した機体で、1950年からの朝鮮戦争で活躍したそうです。当時はレシプロ機からジェット機への過渡期であったでしょうから、本当に最新の機体・・・だったのだと思います(あまり詳しくありません)。
アメリカ的な銀色の機体に鮮やかな塗装とマークが光ります!
▼バンダイ:Figure-rise Standard 人造人間18号:甲州街道さん
甲州さんがキャラクターモデルに初挑戦です! 私も大好きなドラゴンボールのキャラクター、
人造人間18号です。クールでめちゃめちゃ強くて美人、しかも人造人間と、いろいろ属性を盛りすぎではないか? と思ってしまう18号さんですが、バンダイさんからキット化されていたんですね! ツリ目のキツめなフェイスがキャラクターを掴んでいてナイスです。 クリリンと並べたくなるのは僕だけでしょうか?
▼バンダイ:Figure-rise Standard ピッコロ:甲州街道さん
こちらはやはりバンダイさんのピッコロさんです。悟飯の面倒を見ながらフリーザの圧力に耐えていた頃の姿でしょうか? ものすごく出来が良いキットですね。
私はフィギュア系だとついつい女性キャラを作ってしまう傾向があるのですが、この作品を見て、男性キャラもカッコイイのだなぁと強く思いました。
新しい路線に挑戦してもバッチリ作成されている甲州さんにブラボーですね!
うん、やはり悟飯と並べたくなってしまいます!
▼バンダイ:1/144:重戦機エルガイム ディザード:イワハラさん
新規参加のイワハラさんの作品は、懐かしの旧キット、重戦記エルガイムから、ヒロインの一人ガウ・ハ・レッシィの搭乗するヘヴィーメタル(HM)、ディザードです。
主人公機のエルガイムの量産タイプということらしく、シルエットも似ていますね。
まだお若いのに80年代リアルロボットがお好きらしく、それ系の作品を持ってきてくださいました。旧キットの成形色を生かしたフィニッシュも面白いですね!
▼バンダイ:1/144:HGUC ジム改造ジムキャノン:イワハラさん
旧キットのジムキャノンとHGUCのジムをミキシングした作品です。ジムキャノンを始めとするMSVは主催も大好きなジャンルです! 右肩にマウントされたキャノンと赤いスネがカッコイイですね! 改造GJです!
▼バンダイ:1/144:HGUC ジムスナイパーカスタム:イワハラさん
こちらもMSVからジムスナイパーカスタムです。MSVとはモビルスーツバリエーションの略で、80年代に展開されたガンプラのシリーズの事で、ガンダム本編の放送終了後、売るガンプラの機体がなくなって来たので、精鋭メンバーのメカデザインでプラモオリジナルの設定・デザインで劇中登場機体のバリエーションをプラモ化したものです。ジムスナカスは主催もものすごく好きな機体で、以前マスターグレードを作成しています。ほんとカッコイイですね!
▼ドラゴン:1/35:ヤークトティーガー:淫豹さん
虎親父さんのご子息の淫豹さんの作品。諏訪を離れているそうで、ご実家に展示中の作品を虎親父さんがお持ちくださいました。相変わらずの超ハイクオリティなWW2戦車、迷彩塗装のぼかしの繊細さ、主砲砲身等の配色の変化による見応え、ウェザリング、小物の配置とその仕上げの美しさ、惚れ惚れしてしまいます! 何時間でも見ていたい作品ですねー! 少し海外風の雰囲気があるかもですね!
▼ファインモールド:1/35:くろがね四起:虎親父さん
WW2で使用された帝国陸軍の乗用車くろがね四起。あまり詳しくないのですが、おそらく四輪駆動車です。虎親父さんはくろがね四起を21世紀の技術と仕様でレストアしたら、、、という設定でキットを改造中のようです。エンジン等が再現されていないキットを全部自作で作り込まれて、ホイールも今風のメッキ処理されたクロームタイプのものに変更し、車体もグロス仕上げにする予定だとか・・・。すわモデのカーモデラーさんに影響を受けたのかもしれませんね。完成が楽しみです!
▼キティホーク:1/48:Jagure GR3:ウィスキーさん
航空機モデラーのウィスキーさんの作品は中国メーカーのキティホークから、ジャギュアです。主翼の上にマウントするという、対空ミサイルの搭載方法があまりにも独創的で、そちらに目が行ってしまいますが、機体全体の作り込みやコクピットの精密さ、相変わらずのクオリティです。
ミサイルを搭載する時や発射時に不具合があった場合、主翼にミサイルが触れて大変な事になりそうでコワイ機体ですね・・・!
▼アスカモデル:1/35:戦車回収車 M32B1
M4シャーマンをベースに改造を施し、スタックした戦車を回収する為に作られた戦車回収車です。そういう車両が存在したという事は知っているのですが、シャーマンベースの車両があったこと、そしてその車両が日本の陸上自衛隊(警察予備隊などかもしれません)で使用されていた事は全く知りませんでした。丁寧な製作で、とてもカッコイイです。オリーブドラブ単色のカラーリングをグラデーションをかけた塗装が素敵ですね。
▼コトブキヤ:??:Mig-23 チボラシュカ:キガワさん
ゲームやアニメで展開している、リアルロボット作品のマブラヴシリーズ。主人公陣営以外の機体は現実世界の各国の軍用機のイメージをモチーフにデザイン・命名されいるようで、この機体はロシア(ソ連)のMig-23をイメージソースにしているようですね。黒い機体がパトレイバーのグリフォンや、ロシアの試験機ヴィエールクトを想起させてくれてカッコイイです。夜間戦や潜入任務が得意そうな特殊部隊のような仕上げですね!
▼コトブキヤ:??:Mig-21 バラライカ:キガワさん
こちらも同シリーズから、Mig-21(ソ連機)をモチーフにしたバラライカです。迷彩塗装がほどこされていて、こちらもミリタリーテイスト満載です。マシンガン系の武装とマチェットのような近接武器を装備した重火器仕様でしょうか? 迷彩がスプリッター迷彩のようでカッコイイです!
▼バンダイ:1/100:MG ガンダム5号機:キガワさん
ガンダム5号機は古いゲームに登場したモビルスーツです。大型ビームライフルを装備したガンダム4号機とペアで運用されたという設定で、5号機は大型のガトリングガンを装備しています。ヒロイックなカラーリングが特徴ですね! この作品は万代書店諏訪店でジャンク品を購入してキガワさんがリペイントされたそうです。お安く塗装を楽しむ事ができて、お得ですね!
▼アオシマ:1/32:楽プラ・トヨタ86:ミヤ
アオシマさんの1500円カーモデルシリーズ、楽プラを作ってみました。以前マーシーさんが楽プラを作ってこられてこれなら私でもできるかな? と思った次第です。まだクリア層が梨地になっていたり、クリアレッドがムラになっていたりですが、初めてのカーモデル光沢塗装にしてはそこそこ綺麗にできた気がします。
▼バンダイ:1/144:EGガンダム&HGUCシャアザク:ミヤ
新製品のEG(エントリーグレード)のガンダムを完成させてみました。リアルタイプっぽいマーキングで製作。前回完成させたシャアザクと揃い踏みしたかったのです。
▼バンダイ:1/144:HGUC ブルーディスティニー1号機[EXAM]:ミヤ
一部色分けが再現されていない部分を塗装したのと最後につや消しトップコートを吹いたのを除けば、成形色を生かした簡単フィニッシュです。
▼バンダイ:1/144:HGUC リック・ディアス(プレバン版):ミヤ
今年になって一部パーツを差し替えてリリースされたアップデート版リック・ディアスです。すこしグレーが濃くなってしまいました。プロポーションがとても好きです。
▼ニチモ:1/32:スカイライン 2000GT:ナガセさん
もうひとりの新規参加のナガセさんの作品です。自動車の修理工場を営まれているナガセさんの作品は、昭和の頃のヴィンテージカーが多い様です。やはり誰でも、若い頃に感銘を受けたものをずっと愛し続けるのでしょうか? 車高がすごく低くて、当時やんちゃをされていたのでしょうか? と想像させてくれる素敵な作品です。内装がまた凝っていて、とても楽しいのですが、写真ではあまりお伝えできないのが残念です。
▼??:1/32:ブルーバード 1200:ナガセさん
30年ぶりにプラモデルを再開されたというナガセさん、復帰第一弾がこちらのブルーバードです。渋いカラーに丸いライトやシルエットが古き良き昭和を感じさせます。三丁目の夕日の世界観でしょうか? 復帰直後にこの完成度は素晴らしいです! 私もスバル360とか3輪トラックとか作りたくなってきてしまいました!
■特別編:MoRoさんのアトリエ紹介
今回、交流会に来られなかった常連のMoRoさんから、ご自宅の模型作業室の写真をいただきました。すごく羨ましい環境ですね! このレベルは難しいかもしれませんが、小さくてもお金をかけなくても居心地の良い環境は作れると思いますので、皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 私はまず、床に直置きの塗料を整理します・・・。
▼その1:全景
座り心地の良さそうなゲーミングチェアで広い作業机に迎える環境ですね。羨ましい!
バックにある事務棚にも作品が並んでいます。
▼その2:作業机
広い作業机が素敵ですね! 資料等を閲覧できるタブレットが置かれ、非常に重要な照明も複数準備されて手暗がりがフォローされているように見えます。
▼その3:塗装スペース
作業机の背後にあると思われる塗装スペース。おそらく椅子を180度回転させればすぐに塗装に移れるようなレイアウトでしょうか。ううーん、良い・・・。羨ましい(しつこい)。
▼その4:サフ等の置き場
サーフェイサーが入っているのかもしれないDPボトル(?)がいい感じ。壁のスペースも有効活用されていますね。
▼その5:塗料や乾燥ブース等の置き場
しっかりと整理されて配置されていて、作業が捗りそうです。
以上、本格的な大人のモデラーであるMoRoさんのアトリエでした。
環境を作ることも楽しみであり、かつ作業効率や居心地の良さも考えておられますので、無理して皆さんが真似する必要は無いと思います。ですが、作業の手をすこし止めて周囲を整理すると、きっと作業の効率も上がってモチベーションも上がるのではないでしょうか?
MoRoさん、貴重な写真ありがとうございました。
■総評
というわけで10月の模型交流会のレポートでした。
すでに11月も終わりに近づいていて、次の交流会も直前です。
レポートが遅れてしまい、申し訳ありません。プラモ製作は捗っているんですけどね……。
今回はいつも来てくださっている方のお休みが多く、静かな交流会になるかな?
と思っていたのですが、新規参加の方、見学の方が居られて、普段と同レベルでにぎやかな交流会となりました。みなさん今後ともよろしくお願いします!
See you next meeting!